〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ハルキ君編

目の前に倒れて居たのは、ハルキ君。

「…ハルキ君?」

肩を揺らすと
ゆっくり目を開けるハルキ君…。

〈ハルキ君にポイント、
+5してください〉

「ん〜?なっ…菜月?さん…」

意識がもうろうとしているのか、
どこかはっきりして居ない様子。

「こんな所で何してたの?」

ハルキ君がゆっくり
起き上がる。

「可愛いきつねさんが、
菜月さんが危ないから、助けて欲しいって
僕を案内してくれて」

ハルキ君が
私の後ろ辺りを気にしている。

「きつね?
もしかしたら、
この後ろの精霊?」

「うん〜そのに似てる…」 
「…どうも…」

きつねは、
にこにこしながら、
私と目があった。

「この先にきっと
居ると思いますこん」

きつねは、にこにこ、
何か知ってるような、
私やハルキ君を巻き込み、企(たくら)んで居るようにも、思えた。

私は壁に手をつき歩く。
ハルキ君は、
私の後ろにぴったりくっつきそわそわ。

「…こっ怖い…」

ハルキ君は私を心配して
探しに、
少し悪い気がした。

ハルキ君に何って言おう、この先は命を落とすかも知れない、
何が起きるかわからない…。

「ハルキ君…私は大丈夫だから、部屋に戻って」

(そのまま進んでください)

「ハルキ君…何があっても、私に力を貸して」

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