〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

「…菜月さんありがとう…助けようとしてく…れ…」

ダイキ君はそういうと、
その場に倒れこみ、
意識を失った。

リョウ君に連絡し、
その後部屋まで運んで貰った。

――。
【マリンの部屋3号室】

「…すみません菜月さん
僕が本来弟を見つけるべきだったのですが
弟は、人魚姫にダイキが
海岸で、溺れそうになったのを助けて貰ってから
王は、結婚に対して賛成していました、
その直後事故にあいました…。」

リョウ君は、
脳死した話を聞かせてくれた…だけど
脳死したはずの弟さんが、
いじめらている弟さんと
似ていることから、
眼鏡をかけたり、
髪を上にあげて居た事も、話を聞かせてくれた。

私はダイキ君の腕を、
消毒し、
ｶﾞ‐ｾﾞと包帯でとめる。

ｶﾞ‐ｾﾞは、
またたくまに血でそまり、くっつく恐れもあるので
ｶﾞ‐ｾﾞにするか迷って、
少しﾋ‐ﾘﾝｸﾞで血を止めてからやる事に。

ダイキ君は、
痛みを隠していたけど、
相当な出血と痛みをこらえなくては、ならないので。
「菜月さん…すみませんが僕はしばらく、
王の国に帰らなくてはならないので、
また学園で会えるのを
楽しみにしています
弟とかりんはじきに迎えに来ますので、
少しだけお願いします」

リョウ君は、
ダイキ君を残し部屋から出ていった。

リョウ君が出て行くと、
ダイキ君が目を開けた。

「…ダイキ君起きてたの？リョウは、王の所に戻…る」
“バサッ”

私が、リョウ君の事を、
話そうとした瞬間
ダイキ君が起き上がり、
私を抱きしめた。

「…ちょっとだけ
こうしていてもいいですか？」