〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
〈ダイキ君に+5してください〉

私はダイキ君の顔に、
近寄り。

おでこに唇(くちびる)
をつけた。

「…」
「…」
私の唇をつけた瞬間
私から顔を離し、
ダイキ君の唇が私の唇に
重なった…。

「…」

“ドン”っと勢いで倒れ
こみダイキ君の唇からの力が入る。

ダイキ君の身体も同時に
重なり少し熱く感じる…
身体に痛みが走り、
口を開け顔が歪む。

「ぅ゛っ…」

“トントン…ガチャ”

「あっえっ!
…失礼しま…」

開いた部屋のドアに
居たのは…みゅうなさんとかりんちゃん。

驚いたダイキ君が
起き上がろうとした
ダイキ君の身体微かに痛みが走ったのか、
口を開け顔が歪む。

「くっ…」

「あっごっごめんねっ…なっなんか邪魔しちゃたみたいでっ…
かっかりんちゃん一人で
泣いてたから、
隣の部屋連れてて居たんだけど…じゃじゃあ
ごゆっくり!」


“バタン”


ダイキ君は痛みなのか
人魚姫を失った悲しみなのかわからないけど
身体の痛みをこらえ、
目から溢れだす涙を、
流しはじめた。

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