〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
ダイキ君は横たわり、
微かに震えていた。

「ダイキ君?…」

ダイキ君は起き上がり、
私を引き寄せ顔をうづめる。

微かに熱を身体から感じ取り…、額から出る汗をハンカチを取出し拭いてあげた。

「…ごめん」

ダイキ君の目が、
私をじっと見つめて来た。
私は、ダイキ君を優しく
抱きとめた。

リョウ君と外見は同じで、眼鏡を付け、
髪をかきあげたら全く見た目は同じ
私はリョウ君に会いに来たはずだったのに…。

ダイキ君の顔が近づき、
唇が…私はダイキ君にいつの間にか惹かれて行く事に気づき始めてきた。

顔が段々近づき…、
私は…目を閉じると
唇が重なる。

“ガチャン”

重なった瞬間…ダイキ君の部屋のドアが開き
一瞬にして固まる。
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