〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
手には…私が破れていたのを縫ってあげた
くまのぬいぐるみを持っている。

「さぁ〜上がって上がって…」

ハルキ君に手を引かれ
私はハルキ君の部屋に…。

ハルキ君の部屋は、
ぬいぐるみが沢山置かれていて、
青い本棚、
青いカ‐テンが…
男性の部屋は青一色みたい。

ハルキ君の青いベッドの上には、ダイキ君が横になっていた。

「…ダイキ君?」

横向きに、
身体を傾けていたダイキ君がぴくりと動き、
目を見開き起き上がり
私の方を向く。

「いっ…」

顔に昨日は無かった、
青いあざがくっきりと見えまた何かあった気がした。

私が近づくと、
ダイキ君は気まずそうな顔をした。

ハルキ君がふてくされた様に、嫉妬したのか顔が歪む。
じぃ〜っと視線が向けられた…と思ったら
ゆうや君が、
ハルキ君の肩を掴み部屋から出ていく。

「ちょっとゆうや…
何するの…」

ふてくされ顔がさらに歪む。

「いいからっ…今は二人だけに…」

ゆうや君とハルキ君は私とダイキ君を残し
部屋から出て行ってしまう…。

“バタン”
「ごめん…また心配かけて…でももう僕と関わらないほうが…」

ダイキ君の暗い表情…
今迄以上に暗く
入る隙間(すき)も与えてはくれないそんな気がした。

「どうして…全てダイキ君は1人で背負うの?
ダイキ君は悪くなんて無い…」

ダイキ君は
唖然(あぜん)とし、
下をうつむく。

「僕に会えば君に迷惑かかる…」

「迷惑…掛けてくれたほうがいいよっ」
(このまま進んでください)

「そうだねっ…ごめんなさい…」

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