〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「次の…って」

壁は、全く開かない。

画面に現われたのは
洞窟の中…。
周りの風景が洞窟に変わり私達は、洞窟の中を歩く…。

ハルキ君が近寄り、
一緒にダンジョンを歩く。

「洞窟の中に湖って」

目の前に、湖が表れ進と湖の中に入るのと同じように足元が冷たく感じた。

「何これ…何かシュミレ‐ションの時と同じみたい」
不安な気持ちになるのと同時にハルキ君も恐がっていた。

「大丈夫?ハルキ君」

ハルキ君は震えている。

「がぁ…!!」

目の前に緑色の竜が現れ
炎を吐き出すと、
部屋が暑く感じた。

「ここ迄再現しなくても…」

びっびっ…プチンっとモニターが消え
急に周りから声が聞こえる。

「かっ火事だっ!!」

「イヤッ…誰か助けて」 「これも何か…のアトラクション?」

シュ〜っと、
少し焦げ臭いにおいが
壁から入って来た。

「ごほんごほん…何かっ少し焦げ臭いよねっ…」

ハルキ君が壁を触ると。

「熱い…菜月さん…早く逃げないと」

私達は、この建物内の何処かから火事が起きた気がした。

「ハヤテ」

ハルキ君のくまみたいな
聖霊が、
ハルキ君の傍に行き
剣に変身。

壁に向かって、剣を振りかざす。

「このおぉ!!」

“カキンッ!”

剣で壁に穴を作り、
そこから出る。

「菜月さん…早く」

手をハルキ君に掴まれ、
建物から出ようとした。

しかし…。

「兄ちゃぁ…」

建物の何処かから、
子供の声がした。
「待って…この声…かりんちゃん!」

ハルキ君が、
慌てて奥の部屋に耳をすますと
部屋の奥からまた子供の声がしてた。

「菜月さん危いよっ
先に外に出て…」

私はハルキ君の声を聞かずに、走っていた。

「ニ‐ナ!」

私は、聖霊を呼び出し
扉に近づく。

扉のドアノブを掴み
中に…。

ギィ‐っと音と共に
縛りつけられた、
かりんちゃんが泣居ている。

「にぃいちゃぁ〜」

部屋に入るとかなり暑かった。

私の横を走って横切り、
ハルキ君がかりんちゃんを持ち上げ、
私の方に走って来る。

「菜月さん外に逃げて早くっ!」

私は一緒に走りだす。

「…ハルキ君」

炎に包まれ、煙で周りが見えない。

「こっち…かなっ…」

ハルキ君は、戸惑い始める。

私は、冷たい空気がある方に、急いで走り外に出る。

「はぁはぁ…」

息を切らし、燃える炎の建物が瞬く間に燃え
学園にあったホ‐スで
炎が消化された。
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