〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)

ダイキ編

私は迷った…ダイキ君と同居みたいな事をしている事を。

でも、ダイキ君が学園の生徒から何をされるか心配になり、
かくまって居る…、
私はこの先同居を続けるべきなのか…。

そんな事を考えている間に、部屋に着く。

ドアを開けると、
目の前にかのんさんが居た。

「あっ…菜月さん
ダイキ君は一緒では
無かったのですか?」

かのんさんが、
変なことを聞いてきた。

「…一緒じゃなかったって?何を…」

玄関の靴を見ると、そこにダイキ君の靴が無いことに気付く、かりんちゃんの靴はあるのに。

「えっ…!?ダイキ君は?」

かのんさんは、首を振り
何も分からない様な顔を向けてきた。

私は、元来た方角ではなくもう一つのエレベータ‐に向かった。
「どうして…私は目を離したの…」

私は、ダイキ君があの時
謝った時の顔一瞬頭によぎった。
まだ動く事すらつらいはずなのに…。

エレベーター前には、
エレベーターを待つ生徒が数人
エレベーターは、5階で止まり
降り来ない。
私はエレベーターの隣の階段を降り一階に向かう。

“ザァ…”

外は冷たい雨が降り、
ダイキ君が何処(どこ)に向かったかわからない。

その時…、ブルルっと携帯の着信音が鳴り。

着歴を見る

『差出人はみゅうな…さん』 私は、みゅうなさんからのメールを読んだっ。

「[〈菜月さんへ〉]
さっきからリョウ君に
メールしても返事が無いのっ…(´`)
何か知らない?」

みゅうなさんからの、
メールを浮け取り嫌な予感がしたわたしは、
男子寮のリョウ君の部屋に急いだ。

『ダイキ君もしかして、リョウ君の部屋に!?』

階段を駆け上がり、
一目散(いちもくさん)に走る。

リョウ君の部屋の前には、誰も居なかった。
それを見計らい、ドアに手をかける。

“ガチャガチャ”

ドアに鍵が掛かって居て中に入れないので、ノックをする。

“トントン”

返事が無いので、チャイムを鳴らす…。

“ブ〜”

全く返答が無く、困る。
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