〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「すいません、
僕頼りなくて」

“ジャ―”

私は部屋にあったタオルにお湯をつけ
絞るり、リク君の背中の
Tシャツを少し
捲(まく)り上げ
温かいタオルを乗せる。

「……温かくて気持ちいいです。
ありがとうございます」

小さくて弱々しい声で
うつ伏せ状態で伝えてきた。

私もリクの隣にうつ伏せに寝転ぶと、
ゆらゆらとベットが揺れる。

びっくりしたリク君の目が見開き、お互いに目と目が合うと
リク君の顔が真っ赤になる。

「……あっ…えっと」
右手でリク君の髪の毛を真ん中から、
外側に向けると、
リクの顔がさらに赤くなり
頬(ほほ)に手を添わせると、リク君は
恥ずかしいのか目を閉じてしまった。

私は起き上がり
リク君の身体を仰向けにさせると、
リクの胸の辺りにまたがりリク君の両手首を両手で押さえた。

「あっ……」

リク君は目を開け少しびくびくとし初め
ドクドクと、
心臓の辺りが高鳴り
顔がさらに真っ赤になる。
「なっ何!?」

リク君は、
両手が塞(ふさ)がれ
身動きがとれなくておどおどする。

「うっ……はぁ…」

リク君の口を重ね、
リク君は僅(わず)かに、反応し、口を開けたので舌を絡(から)ませた。
「……」

リク君は、
私が手首を離すと
“ドン”っと
私の肩を押し、
拒否をしてきた。

「はぁはぁはぁ……」

目を閉じながら、
荒い息をして
呼吸が苦しそうに見えた。
さっき迄熱は無かったはずなのに、急に熱が。

「ごほっごほっ……」

苦しそうにに咳をし、
横になり、また咳き込む。
「はぁはぁはぁ…」

額から汗がにじみ出て苦しそう……。
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