〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

20話「学園と…最終回」

私達が学園に戻ると…　　学園の空は真っ暗な
雲に覆われ、
あきらかに様子が
おかしかった。

「菜月さん〜！」

私が馬車から降りると
先に降りたみゅうなさんの姿が。

「今日の学園どこか
おかしくよね？
何って言うか…
部屋に戻ってみよっ」

私とみゅうなさんで学園の寮に戻ろうとした……。

しかし

「皆さん落ち着いて
ください、
申し訳ありませんが
寮への立ち入りは
出来ません、
もうしばらく
お待ちください」

学園で働く男性の方が、
学園の生徒に
寮に入れないことを伝えている。

「どうしてだっ！
荷物も中にあるんだぞっ」
「おかしい、今すぐ中に入れて」

ざわつく学園の寮の出入口にたまる生徒。

たまたま振り返ると
ハルキ君とゆうや君が
荷物を持ちながら、
近づいてきた。

「……カムイとハヤテ怖い顔してるよっ？
どうしたの？」

みゅうなさんが聖霊達を
見て近寄っていった。

「ハルキ…ちょっと」

ゆうや君がハルキ君の手を取り、どこかに行ってしまった。

「？どうしたんだろう…　二人とも、ねぇそう言えば、ショウゴ君知らない？
おっかしいなっ
海に行った中に居なかったのよっ」

みゅうなさんは、ショウゴ君が、閉じ込められた事をしらない。

「あっあのぉ〜
菜月さん……」

小さな声が聞こえ振り向くと、制服姿の、
かのんさんが立っていた。
「かのんさん……どうしたの？その傷」

かのんさんの腕に擦り傷があっり深刻そうな表情をしていたので、気になった。

「わっ私は平気です
それより私と映画館に来て頂けませんか？」

「映画館って…」

私はかのんさんと
みゅうなさんと　　　　　映画館にすぐに向かうことにした。

――。

学園の生徒が次第に、
見えなくなり
映画館の出入口付近には、ひとけが無く暗い。　

“ギィ”

「あっ！？なっ何これ」

みゅうなさんがドアを開けるとその先に何かあるみたい。

私も、扉の先を見た。