〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「こっちはダメよっ……
だけど
こっちに行けば、
楽になれる……」

少女はクスクス笑いながら駆け回る。

「お姉さん向こうの世界に戻りたい?
あなたを待ってくれて居る人が向こうに居るんだもんね……でもこのまま帰っても勝てない
それでも、戻る?」

少女は笑いながら
私に聞いてきた。

「戻るならこの光を
受け取って……
本当にピンチになった時にだけ、助けてっと願えば きっと助けて貰える
だけど、
その代わりに大切な物を
失うかも知れない」

少女は、私に光を渡すと 
“ぴかぁ”……っと

辺りが眩しく光った。

「……っ」

目を開けると
みゅうなさんとかのんさんが、私の方を心配そうに
見ていた。

「よかった……目を開けないから
もう目を覚まさないかと」
みゅうなさんが
心配そうに、
ぎゅっと抱きしめてくれていた。

「……大丈夫ごめんね
心配かけて」

みゅうなさんは、
涙を流しながら泣いていた。

「そう言えばショウゴ君は?」

辺りを見渡すと、
ショウゴ君が倒れて横たわって居る。

「……みゅうなさん
ショウゴ君は?
大丈夫?」

みゅうなさんは、横たわるショウゴ君に近寄り
上から覆いかぶさり、
抱きしめ……ショウゴ君と唇を重ねた。

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