〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

きっと自分では、
そんなつもりは無いんだと、思うけど。

私はみんなの居る
テントに戻る。

ショウゴ君は、
ゆっくりお風呂、入ってから来るみたいだから。

「私もみんなの為に、何か出来ることがあったら…」
ショウゴ君の努力を、見ていたら、私も何か
したいと思うように、なり始めた。

テントに着くと、
みんなは朝ご飯の準備に、取り掛かって居る。

「私も今手伝います…」

私は、みんなに駆け寄る。
「あっおはよう菜月さん…ショウゴ君、あれから
帰って来た？
私心配で…」

みゅうなさんは、
物凄く心配そうな、顔を浮かべた。

「うん…、見つかったよっ後から来るみたい」

私は、まだ温泉を作って居た事は秘密にし、
心配しなくても、大丈夫な事は伝えた。

「本当に！見つかったよかった。でもいつ迄こうして居たらいいのか、ちょっと心配になるよっ…」

「うんそうだね…私も同じ」

みゅうなさんは、
元気そうだけど実は、
かなり心配している事に、今気付いた。もしかしたら、
“元気に振る舞う”だけはしながらも、不安な気持ちを、出さないようにしていただけなのかも知れないから。

“こそこそこそ…”
みゅうなさんが私に
カニ歩きのようにして、
ちょっと近寄ってきた、
お皿を拭きながら。

「あのぉ〜ちょっと相談があるんだけど、後でちょっとだけ、時間貰えないかな？」

小声で、私に
耳移ししてきた。

「ん？うんいいよっ」

『何だろう、何か言いたいことでもあるのかなっ』

ちょっと気になりつつも、私は朝ご飯の準備に、取り掛かった。

外人さんのミチルさんの、姿はまだ無いので、テントで、寝ている可能性も。