〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「君は…1人旅に出た…
僕と君と一緒に、
夏色の空に染まりたい…♪」

前にもこんな声で、歌う、人が居たような…。

私は、星が真上にキラキラ光るのを、眺めて居たら、誰かが歌う声がした。

「あっ…」

人気を(ひとけ)感じ取ったのか、
振り返った人が居た。

「君は…菜月さん…もしかして、今聴かれてしまいましたか?」

「はいっ…、少し…歌…、うまいんですね…」

「あっありがとうございます…、幼い時から歌が好きで、
実は結婚するか、夢を追い続けるか考えていて、
この学園に入りました、
歌が好きだと、結婚か、歌か迷って居たので」

「そう…だったんですかっ…
私は親友とたまたま通りかかり、
この学園にいつか行こうと入ったので、自分でやりたい事や、夢は考えたこと無かったわけでも、無いんですが…諦めてしまって」

リョウさんが、私の顔をまた、じっと見つめて来た。
「後悔しませんか?」

「えっ?後悔…」

リョウさんの顔が、真剣な顔に変わる。


「僕も言えるような立場では無いですね…、
お節介(おせっかい)
やいてすいません…」

「いっいいえ、気にしてないので大丈夫です」

手を前に突き出し
両手で、ふる。

“ガサッ”

何か向こう側で、人影を感じた。

「どうかしましたか?」

リョウさんが、私に、
聞いてきた。
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