〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
「もっとリラックスしてください〜、
せっかくのパーティー、
皆さんで楽しみましょう〜」

日本では余りパーティーをやらない為、
アメリカを思い出したのか、今までに見せたことの無い張り切った、
声を向けている。

「あっあのぉ…、
みなさん僕も混ぜて
貰っていいです…かっ?」
どこかで聞き覚えのある、声がして、
声のする方に、みんなが
振り返える。

そこには、リク君の姿。

「リク君お久しぶりです〜。
さっ立ってないで、こちらにどうぞ〜!」

ミチルさんが、嬉しそうに、両手でこっちに
と、手招きをしながら腕を突き出しここに座れと、
手で合図を送っている。

「あっ…ありがとうございます。では…
お言葉に甘えて、
失礼します…」

少し照れながら、なのか
癖(くせ)なのか、
左手で、髪の毛をつまんだ。

「何飲む?あっ↓…
もうグラス無いやっ…、
ごめ〜ん」

「大丈夫です、僕
水筒(すいとう)
持って来ました…」

そう言うと、
肩からかけていた。
青い水筒を、出し
お茶を自分で、注いだ。

「そっかっ…、
本当にごめんねっ、もっと沢山、
用意しておくべきだったねっ」

みゅうなさんの、
優しい顔を、
じっと見つめる、リク君。

「ん?なにっ?私の顔に
何かついてる?」

はっと、我に還ったのか、リク君が、少し
動揺している。

「ぼっ僕…、
あっあのっ
すいません…ぼぉ〜としてて」

「?……。
でもよかった。
これでまた、人数も増えて」



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