〜☆恋愛学園物語☆〜(学園編)
《問題です》

じゃがいも、ニンジン、
玉ねぎ、
カレーを作る事にしました。
あなたは、鍋で、
茹でて、作りますか?
それとも、袋に具を小さく切り入れ
袋につまようじで、
穴を開けて根菜で、
レンジチンしますか?」

「これは…問題なの?
これは、簡単だよっ↑
レンジでチンする」

「ピンポン↑」

赤いランプが点滅し、赤い扉が開いた。

「先にお進み下さい」

「僕今の問題
ご飯の炊飯器に入れる、方法もある気がしたよっ」

「ゆうや君…料理に
かなり詳しい気がしたのは、気のせい?
本当は料理出来るんじゃ?」

じっと、ゆうや君の顔を、見る

「そっそうかな?」

ちょっと照れくさそうに、笑った。

洞窟の丁度、
中央にさしかかり、
水が…。

「この水…深いのかなっ…?」

すると、ライトを一緒に
持っていた手を離し、
私を、おんぶするかのように、腰を低くした。

「さぁ…僕の背中に…」

「えっ…でも」

「早く…きっと、この先に何かある…」

私は言われるがまま
ゆうや君の背中に乗り、
ゆうや君は、
水の中に入っていった。

“チャプン…チャプン”



< 60 / 303 >

この作品をシェア

pagetop