〜☆恋愛学園物語☆〜（学園編）

「実は、聖霊をよみがえらせる地図みたいなんだけど菜月さんの、
聖霊が居ないって、
僕の精霊が教えてくれて…」


ﾋｮｺっと、ハルキ君の背後から、顔を見せすぐに
隠れてしまう。

「ハヤテって言うんだよっあははっ、恐がらなくても大丈夫だよっ、
彼女は…じゃなくて、
この人は、菜月さん」

ちょっと照れたのか、
顔が赤くなる。

「彼女…でもよかったんだけど…」

えっとした顔を見せ
一時停止した、
ハルキ君、
かなりびっくりした、
顔を見て少し笑う。

「あっごめんねっ…
そんな事言ったら、
まだ…早いよねっ」

「…あっ…いえ…僕
デ‐トとかってわからなくて…、彼女って言っていいのか…ごめんなさい」

困った顔に、
私もちょっと、
照れしばし無言になる。

ハルキ君の見せてくれた、地図を見返し。

「この地図の場所に行けばもしかしたら、ﾆ‐ﾅも
蘇らせる（よみがえ）
のかなっ？

もしそうなら、
私探しに行きたい」

ハルキ君の顔が笑顔に変わり。

「うん…、聖霊さん
菜月さんの事きっと、
待ってるよっ、
僕ハヤテが居なくなったら、絶対に探しに行く！」

ハヤテを見て、
ぎゅ…っと、抱きつく。

「くっ苦しいから、辞めるのです…」

可愛い顔をした、
目の大きな、ハヤテは、
ハルキ君に、抱きつかれ、戸惑っているような、
身動き出来ずにいる。
「ニ‐ナ探すの手伝って貰えるかな？」

ハルキ君は、
ハヤテを離し私の方に近づく。

「もちろん、
今日は、デ‐トみたいに
ならないかも知れないけど、それで良ければ」

「私一人じゃ…、ちょっと怖いから」

私達は地図を頼りに
地下に続く階段を降り
ニ‐ナを蘇らせる、
場所に辿（たど）り着いた。