わたしだけの君でいて…
第一章
「ねぇねぇ、翔太別れたらしいよ」
「まじで?絶対別れんと思ってたw」
私の近くでこんな会話をしてる友達
「さあはどう思った?」
「え!?なにが?」
「聞いてなかったの~」
「あ、えり達のこと?」
「そうそう~w」
「もうちょっと続きそうだったよね」
「そうかな?別れてよかった~w」
私はその場のノリに合わせる
″えり″陸上部のエースと
いってもいいくらい足が速く
性格もいいんだが男子と
仲がいいので女子には嫌われてる
そんな子ってよくいるよね。
そんなえりは7か月付き合った彼氏
″翔太″と昨日別れたらしい。
私の内心「へ~」だけ。
みんなは「よかった~」とか
ゆってるけどどうなんだかw
実際翔太はかっこよくまあ
モテてる方だし、女子的な
意見では分かれてほしいのかも
しんないなあ~
と考えてるわたし。
とくに気にもなんないし
かっこいいとも思わない。
翔太はただ変態なだけ!
「翔太知ってた?女子のあそこってねw」
なんて、同じクラスの友達
″美羽″が話しかけた。
私たちは2組。3年2組。
もちろん中学生です。
このクラスはどこのクラスより
下ネタ。いやガチの方が
多いのでしょうか・・・
実際に美羽は元彼とは
毎日10回はキスをし
何回も家に行ったこともあり
一緒に寝てます。
sexはしなかったらしいけど
やっぱ寝るだけでもうちにとっては
「いいな~」って感じ。
「佐伯えっろ」
美羽の苗字は佐伯。
翔太がそうボソっと言った。
「だってお姉ちゃんが言ってたもん
女子はえっちする前に水分とると
たくさん声出ちゃうんだって」
「へ~じゃ飲ませよ」
2人で話してる声がきこえてくるのは
本当にいやなんだけどしょうがない。
しょうじき。本当に嫌だ。
私は違うクラスに友達がいて
4人でグループをつくり
いっつも一緒にいる・
ある日その中でもお互い一番
信頼してる子″舞″とその彼氏
″海″と翔太とわたしで
遊ぶことになった。
そんなに深い意味はないけど
やっぱ海と舞を2っきりに
させたかった。