元カレ
プロローグ
嫌な予感はしていた。
ある日のお昼、美樹と食堂に向かう小道
「あれ、恭平くんじゃない?」
美樹の指差す方を見るとたしかに恭平だった。
最近忙しくて中々時間が合わないから会えるのが嬉しくて
「ちょっと行ってきていい?」
「わかった。先に食堂行ってるね」
美樹には先に食堂に行ってもらって
あたしは恭平を驚かそうと静かに近づいた。
近づいたときに気づいた。
恭平はひとりではなかった。
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