元カレ






木で隠れて見えなかったみたいで
女の子と恭平が楽しそうに話している。



話しかけない方がいい?



恭平は優しいから誰にでも笑って話す。
そんなことわかってたけど

イライラしちゃう。

やっぱ話しかけよう!





「きょ……」





恭平達の目の前に出ようと思ったとき
あたしは声が出なくなった。







2人はキスしていた。






自分の目を疑った。












「っ!久美子…」

恭平の驚いた顔を見たらそれは確信に変わった。






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