元カレ
失恋には新しい恋。
そう言われてサークルの呑みにも積極的に参加したし合コンも参加した。
けど、あたしのポッカリと空いた穴を満たしてくれる人はいなかった。
思い出すのは恭平のことだけ。
「朝からしんみりしちゃった…」
今は、そう
なんとも思ってない。
けど、夢とか見ちゃうと当時の気持ちに戻る時はある。
「まだまだ弱いな、あたしも」
サーっとカーテンを閉めて
パシパシッと自分の頬を叩いて気合いを入れた。
.