Seishi
三度目に至っては、これはもう、普通の一般人が経験するようなものじゃなかった。


弟が肝臓を患い入院しているときのことだ。
いつものように、仕事帰りに、病院に立ち寄った。

しばらくいたが、面会時間が終わりを告げる放送が入った。

四階から、エレベーターに乗り込んだ。


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