Seishi
よく見ると、ガラスだった。五ミリ四方の細かいガラスの破片が、まるで、雹のように降ってきた。

ポリエステル生地のワンピースを着ていたお陰で、ガラスは、生地を滑るようにして、足元に落ちていった。


何が起きたのか、まるで狐につままれたようだった。
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