今日で終わりにしてくれますか



こわい


「俺と一緒に戻るか?」

「ん。いおり、一緒ね・・・・?」


この、温かくて優しい人について行けば、私は大大丈夫なんだと確信を持ってしまう

それほど、彼は私に対して


「オマエ何組だったっけ」

「わたし、3組だよ」

「あ・・・?俺4組だわ。マジか」


お互い何も知らないのに話しこんでいたらしい

橘颯人という人間のみで


「この前の体育、サボってた?」

「よく知ってるなあ」

「だって、庵だったら女の子達、騒ぐよ」


それに、私と颯人のやり取りを見ているはずだ


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