今日で終わりにしてくれますか



やっと出来た友達

同時に私の大好きで愛しい人


勘違いされたくない

私を、嫌わないで欲しい


「つーか、穂束さんも穂束さんだよねー」


彼女を、悪く言わないで

この言葉が聞こえた次の瞬間、思わず教室の中に入って行こうとしたけど


「ねぇ、何でそんなこと言うの?」


聞こえた彼女の声に、足を止めてしまった


というよりも、教室の中に入ることが出来なかった

怖くて

彼女の反応が、彼女が何を言うのか

怖くて仕方なかったのだ

でも、そんな思いも


「貴女たち、凄く醜い」


杞憂に変わる



< 112 / 277 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop