今日で終わりにしてくれますか



「みーちゃんのことを悪く言わないで」

「貴女たちに彼女の何が分かるの?」


思いもしなかった言葉たちに、次第に頬が濡れていって


「今後一切、私の周りの人を悪く言わないで」


そんなことしたら、許さないから


彼女からの言葉が、とても嬉しくて


「・・・・・っひぅ、ぅあっっ」


嗚咽が、いつまで経ってもなくならない

誰かが見てるかもしれないのに、教室の扉の前でずっとずっと、肩を震わせながら泣き続けて

改めて、彼女の温かさを知ってしまった

ダメだ

なんだ。


あのとき、私は確実に彼女に対して羨望を感じていた

だからこそ男に掛け合ったはずだった



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