今日で終わりにしてくれますか



「ど、どういう」

「噂とか、俺の顔とか関係なく俺と一緒にいてくれてんだろ?」


無邪気な笑顔が、私を攻める

聞いているこっちが恥ずかしくなるような台詞をポンポン飛ばしてくる庵に、頬が赤くなることを感じて

どうしてこの人は、こんなにも私を


「・・・・アンタら、もう付き合ったら?」

「え?!」


今まで黙って私達を見ていた百合亜が、ポツリと零す

何を言うのかと思えば、またそんな・・・・っ


「橘なんかよりよっぽど信用できるし、紅鈴幸せそうじゃない。こんな良物件、そうそういないわよ」

「で、でも!!!」


私と庵は、向こうがどう思っているのかは知らないがあくまでも友達だ

そういう関係に発展しないのに、勝手に盛り上げられても


「あ、紅鈴ちゃん困ってるじゃない!いきなり何言って」

「花崎は紅鈴を手放したくないだけでしょ。アンタの話は聞いてない」


苦虫を潰したように顔を歪めるみーちゃん


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