今日で終わりにしてくれますか





何十回それを繰り返して、私が見過ごせば終わるの?

私って、アンタにとってどういう存在?

ねぇ


「私、いつまで君と付き合ってたらいい?」


そろそろ解放してよ

口からするりと出た言葉に、後悔を抱くどころか、安著に似たスッキリ感を覚えた

肩の荷が、ようやく落ちた気がして

弱弱しく離れていく掴まれていた手に、一切の躊躇を持たず

後ろを振り向かずに彼の元へと歩いた


聞きワケが良くて都合のイイ女なんて役、もう嫌だ

私は純粋に、アンタが好きだっただけ


「さよなら」






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