今日で終わりにしてくれますか
「颯人が、私の世界を壊して閉じ込めているように思えてならないんです」
まるで、私の足を切り落とすかのように
いつからオマエ、壊れたんだよ
「友達も、信頼できる人もいなくなっちゃいました。颯人も」
「大っ嫌いです」
この頃から彼女にとってのアイツは、”好き”というだけの存在じゃなかったのだろう
世界から隔離する、なんて惨いこと
このときはあの男がそんなことするなんて世も末だ、とか呑気に考えながら、彼女の言葉の真意を探っていたけれど
再会して、否
もう一度真正面から彼女を見たとき