今日で終わりにしてくれますか






いつかは、指摘されると思っていた。何時かは誰かがそれを注意しに来ることくらい、私だって分かってた


「・・・・貴方に、」






いつかは、この関係に終止符を打たなくてはいけないことも、知ってた





「貴方に何が分かるのよ!!!」


目の前が真っ赤になる感覚が広がる

もう無理だ。私には止められない。止めたくない。もう感情が制御できない


どうでもいいよ。私だって言いたいことあるよ。何で、何で私ばっかり


「何で、私ばっかり・・・!行動を制限されなくちゃいけないの?!あなたたちに何の権限があって私を咎めるのよ!」

「・・・・・」

「これ以上構わないでよ。聞きたくない。好きだとか私だけとか自慢話とか!!!もうたくさん!」


怒鳴り続ける私に、ただ静かに話を聞く男。頬に流れる涙に気づいた瞬間、台詞に勢いを無くした


「・・・なに?私が、ダメだったの?何がダメだったの?・・・人に頼ることが、そんなにいけないことなの?」

「穂束さん」

「庵に助けてもらったことも、ダメなの?百合亜と友達でいることも、ダメなの?・・・・ねぇ」

「穂束さん」

「ねぇ!!!!!」

「ほづ、」

「教えてよ!!!!」


おし、えてよ


何がダメなの?私が嫌いなの?だったら直すよ。だから、ね。私以外見ないでよ

こんなにあげたのに


大事なもの、あげたのに



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