今日で終わりにしてくれますか




ぶつくさと不貞腐れていると、まだ話には続きがあったようで


「アイツもないけど、紅鈴。アンタもないよ」

「なんで?」


本当に訳が分からなくて首を傾げたのに、また雑誌で頭を叩かれた

い、痛いんだってば






「何でアンタ、お相手の花崎と仲良く出来るワケ?」

「やーぁだー園崎さんっ!私と紅鈴ちゃんの仲が羨ましいのー?」


本当だ。いつの間に花崎さん、横にいたんだろう

さり気なく抱きついてきた彼女から香る、ふんわりとした花の匂い

これ、落ち着く


「花崎さん、いい匂い。安心する・・・・」

「やーんっ紅鈴ちゃん可愛いぃいいっ」


あれ、この人ってこんなキャラだったっけ?




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