今日で終わりにしてくれますか
同情めいた視線をドアに向け、飲みかけの苺ヨーグルトのストローを口に含む
「花崎が言ってたこと、どう思うの」
みーちゃんが言ってたこと
颯人との関係とか、そんなのどうでもいい
いつから、アイツを嫌悪と軽蔑の目で見るようになったのだろう
「いい。もう、別に」
いつから、君を想うことを諦めたのだろう
心が腐敗していくのが手にとるように分かる
生ぬるい水に浸された私の想いはふやけて、使い物にならない
こんなモノ、何処に届ければいいというのだ
「私の中で颯人っていう人間の、位置づけが下がっただけ」
もう、いらないよ
君なんて