今日で終わりにしてくれますか



顔に出さないだけで、本当は奥底で考えているんだろう

私を否定しない百合亜に邪魔だと分かっていても甘えて、縋っているのだ

彼女のためにも、友達離れしなきゃいけないんだろうなあ・・・・

私に、出来るのだろうか


「紅鈴」


この人以外に、友達なんて作れるのだろうか

颯人ナシでの友達なんて、出来るの?

これ以上ないくらい私を大事にしてくれる彼女みたいな人が、私の前に現れるの?


余計なことが頭の中でグルグルと駆け巡る

そうした後に、渇いた私の瞳には涙が溢れて


「え?!ちょ、何で泣いてんのよ」

「ふぇ・・・・っゆり、あ」


やめて、やめて

いなくならないで


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