今日で終わりにしてくれますか



それでも彼女は私にとって


「俺と花崎どっちが大事なんだよ!!!!」


アンタに怒鳴られる筋合いも、そんな選択肢を貰う必要性も、私には存在しないよ

変に束縛、しないで欲しい


「馬鹿なこと言わないで。みーちゃんに決まってるでしょ」


誰が、アンタを一番だって言った

私を一番に選ばない人間が偉そうに縛らないで

私は、アンタの駒でも都合のイイ女でもないよ

私が誰と仲良くなろうと関係ないでしょ

アンタの浮気だって、見ないフリをしてるんだから


「紅鈴・・・・・」


コイツの今にも泣き出しそうな寂しそうな声、反対に刺さる冷たい私の声

試合の音で掻き消されているはずなのに、この空間には私達だけのように思えて

この音が、空間に広がっていく


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