今日で終わりにしてくれますか



鬼のような表情でメジャーを握る百合亜に震えながら、計り終えるまでジッとこの拷問に耐えた

頑張った、私。


「よし、終了。之木、これ紅鈴のサイズね」

「あ、ありがと・・・・・うわ、穂束さん細すぎだよ。羨ましい」

「え、全然細くないけど」


お世辞はいいから何をするのか教えてよ


「ウチのクラス、メイド喫茶やるの」

「・・・・は?」


若干恨みの籠った瞳で之木さんに見つめられ、居心地が悪いなと感じながら聞いたところ、聞こえた返答に思わずフリーズすることしかできなかった


「め、メイド・・・・?」

「そう。メイド」


あのフリフリでご主人様(はーと)とか言っちゃうヤツの?


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