ENDLESS LOVE MAZE
がしゃん、私は緑さんに押されるようにして、机に倒された。
「っ、・・・・・・・・・ぐ、っ・・・・・」
首を絞める力は弱まらない。
「貴女、生意気なのよ!苦労もしないで、のうのうと伸し上がってる貴女を見ていると、腹が立つわ!!」
しゃがれた恐ろしい声が、私の鼓膜を震わせる。
そんな言葉も聞こえない、酸素が脳に回ってこない。
「お、か・・・・・・あ・・さ!やめ・・・・・・・・」
「あんたなんか、本当の娘じゃないくせに!!生意気言うんじゃないわよ!」
その台詞、そのまま返してやりたいわ。
心底そう思いながら、私は醜く蠢く。
くるしい。
くるしい。
やめて、やめて、
“おかあさん”
声にならない声で、叫んだ。