海桜
「おい。お前何もんだ!

どうやって急にあらわれやかった?」

真っ黒な髪で色白の

整った顔をした男が

刀を俺の首にあて睨み付けた。

んー…何者…ねぇ。

「人間…かな?…………………

……………………………………………多分………」

「んなこたぁ分かってんだよ!!お前……

長州の間者か?!」

「んー…どうだと思いますー?」

「土方さーん、僕は白だと思いますよー?」

「何を根拠に言ってやがる。

こいつは突然現れたんだぞ?

怪しいにきまってる!!」

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