海桜


「頂きます」

「どうぞ♪」

沖田さんはそれはもう笑顔で

此方を見ていますよ、はい。

因みにガン見です。

「沖田さん?」

「はい?」

「あの……食べにくいんですけど………?」

「気にしないでください♪」

や、無理です♪

見ないで下さいって言っても

見るんだろうね……。

パクっ

あ、美味しいな。

パクパク…

「ご馳走さまでした」

「そういえば入隊試験っうて何をするんですかぁ?」

「んー…多分竹刀か木刀での

一本勝負だと思いますよー?」

へーぇ。

一本勝負……ねぇー。

「分かりましたー。」

「じゃあ時間になったら

呼びにきますねー」

沖田さんは出ていった。

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