海桜
「で、何で空間移動なんてしてきたんですか?」

やっと笑いが収まった沖田さんが聞いてくる。

沖田さんの質問に

皆気になっています!!

と言わんばかりに俺に視線を向ける。

「任務…ですよ。」

「なんだと…?

てめぇやっぱり間者か!!」

あーもう、何でそうなるんだよ…。

全く土方さんは面倒臭ぇ。

少し落ち着いたらいいのに…。

「違いますよ…。

実際長州でも壬生浪士組でも

良かったんですけどねー。

偶々貴方達と知り合ったので

此方にいようかなーって思ったんですよ。

ま、此処が駄目なら向こうに行きますけどー。」

どっちでも良いしー。

「そうなんですかー。

僕は凪抖さんに入って貰いたいですー。」

「私も入って貰いたいですね。

未来の話しも聞きたいですし…」

「な、なぁ歳。

俺も入れて良いと思うぞ?

それに未来から来たなら住む家も

無いだろうし…。」

「しかしもしこいつが…」

「大丈夫ですよ、

その時は僕が斬りますから♪」

ふふっ、怖いねぇ。

笑顔でそんなことを言うなんてー。

ま、僕も人のことは言えないけどー…。
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