海桜
服を着て沖田さんの部屋…ともいい

俺の部屋を目指し歩く。

……………着いた。

縁側に沖田さんが腰掛けていた。

「沖田さん、何してるんですか?」

「凪抖ですか、上がったんですね。

僕はなんとなくボーッとしていただけですよー」

「それより、会った時から思ってたんですけど……

凪抖って何か良いにおいしません?」

お風呂に入る前と後では違うみたいですけど、

と首をかしげる。

良い匂い…?

……………………………………………あぁ!!

「これはシャンプーですよ。」

「しゃんぷう?」

「はい、髪を洗う石鹸のような物ですよ。」

そうかこの時代には、まだシャンプーは

無いんだよねぇ。

悧壱が入れといてくれて助かった。






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