海桜
「未来には色々な物があるんですね」

本当に良い匂いがします、

って言いながら髪を触っている。

そんなに気に入ってるなら………………

「今度使ってみますか?」

「えっ、良いんですかっ!?」

あはは、沖田さんの目の輝きようが…。

「ありがとうございますー」

うわぁ明日のお風呂が楽しみです、

なんて言っている。

「あ、じゃあ普段の匂いは何なんですか?

匂袋かなんかですか?」

匂袋…ねぇ。

「んー…ちょっと違いますねぇ。

袋ではなく、匂いのする水です。

香水って言うんですよ。

甘い香り・爽やかな香りなど色々あるんですよ」

「そうなんですかぁ。

良い匂いですね」

「そうですか?ありがとうございます♪

でも沖田さんも良い匂いしますよね、

匂い持っているんですか?」

「え、そうですか?

でも僕何も持ってませんよー?」

不思議ですねぇ、なんて言いながら

首をかしげている。

「さ、もう寝ましょうか」

「そうですね、

冷え込んで来ましたしー…。」

では……………

「「お休みなさい」」
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