海桜
俺は今、武道場に来ている。

何故かって?

そう、それは半刻ほど前…

朝急に土方さん…いやもう土方でいこう!

俺の安眠を邪魔したんだ。

土方が俺の部屋に入ってきて

「起きろ凪抖。

お前今から武道場行け。

そして平隊士に指導してこい、隊務だ!」

なんて言ってきた。

糞面倒臭い…。

何が嬉しくて朝から指導なんてしなければ

いけないんだ…。

「嫌です」

「あ?」

聞こえなかったのか?

「イ・ヤ・ですー!

何で僕なんですかー。

土方さん…あ、間違えた。

土方がやればいいじゃないですかー」

「何が土方だっ。

呼び捨てしてんじゃねぇよっ!!

しかもお前、最初の頃と性格ちげぇじゃねぇか!」

「土方は心が小さいですね。

それに敬語使ってあげてるだけでも

感謝してほしいですねぇ?」

ま、翠と悧壱意外皆に敬語なんだけど♪

だって信用してないし。

俺基本的に猫かぶりだからっ。
< 61 / 111 >

この作品をシェア

pagetop