これでも好き?


「ぁ、結羽美ちゃん」


笑顔で手を振ってくれる先輩。


私、遅刻してるのに、

どーしてこんなに優しいの!?


なんて思いながらも、

「ごめんなさい!!」


と頭を下げた。



「ぁ、大丈夫、全然気にしてないよ」


と、ちょー優しい先輩。



「あの、ほんとにごめんなさい」

「大丈夫、大丈夫。
 じゃ、駅行こうか」







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