~転がり先は私の担任の家でした~

──バシッ


『痛っ…』
お母さんの平手打ちが私の頬にとんでくる。

『ヴッ…』

あまりの痛みにこぼれそうになる涙をじっと我慢した。
自分の口元を手で拭う…

『えっ…!?』

右手の甲を見ると血がついていた。


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