虹色歓談
暴走族くんは、兄貴と呼んだ男性と並んで病院をあとにした。


あれから十七年。暴走族くんには、一度も会っていない。

もう、三十も半ばになっているだろうから、族走りは、流石にしてないと思うけど、今頃、どうしているんだろう。


彼と兄貴は、元気にしているんだろうか。

あずって、あずって、やっと、三回目にして仮免合格。

ここまで来るまでが長かった。

他の三人も、ほぼ同時に仮免まで行き、私達は、晴れて路上教習を受けるまでになった。
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