リクエストを基にした・【Kiss】シリーズ 『懐き系』・1
少年は可愛いし、真面目に告白してくれた。
けれどやっぱり3歳という年の差が気になって…。
本気で付き合っても、あのコがいつか同じ歳の女の子に気が向くんじゃないかって思ったら…受け入れるワケにはいかなかった。
なのに少年はずっとわたしの側にいる。
そのことを拒否しないわたしも、イヤな女だな。
母性本能が働くせいだけとは思えない。
多分…ちょっとは異性として、見ている部分がある。
でも必ず来る別れを分かっていながら、受け入れる強さがわたしには無い。
「はあ…」
少年のことを考えると、いつもこうだ。
堂々巡りの考えに陥ってしまう。
ため息も多くなったもんだ。
そんな悶々とした考えをしているうちに、授業は全て終了。
校門に向かうと、少年が朝言った通り、待っていた。
「あっ、おねーさんっ!」
わたしを見つけると嬉しそうに手を振ってくる。
苦笑しながら手を振り、わたしは少年の元へ行く。
「待った?」
けれどやっぱり3歳という年の差が気になって…。
本気で付き合っても、あのコがいつか同じ歳の女の子に気が向くんじゃないかって思ったら…受け入れるワケにはいかなかった。
なのに少年はずっとわたしの側にいる。
そのことを拒否しないわたしも、イヤな女だな。
母性本能が働くせいだけとは思えない。
多分…ちょっとは異性として、見ている部分がある。
でも必ず来る別れを分かっていながら、受け入れる強さがわたしには無い。
「はあ…」
少年のことを考えると、いつもこうだ。
堂々巡りの考えに陥ってしまう。
ため息も多くなったもんだ。
そんな悶々とした考えをしているうちに、授業は全て終了。
校門に向かうと、少年が朝言った通り、待っていた。
「あっ、おねーさんっ!」
わたしを見つけると嬉しそうに手を振ってくる。
苦笑しながら手を振り、わたしは少年の元へ行く。
「待った?」