SUN or RAIN ①
*第壱章* 出会い

雨と晴れ

樹里Side*



「……り!」



「……樹里!」



「へ?」



「号令…」



あっ!!



そうでした、あたしなんか皆に推薦されて委員長になったんだった。



すっかり忘れてた(笑)



「きりーつ、礼」



「さようならー」



ふぅ~、やっと放課後だよ。



さて帰ろうかなー。



「樹里っ、一緒に帰ろう?」



「うん、いいよ」



帰ろうと誘ってくれたのは幼なじみで親友の春日雅(カスガミヤビ)。



身長が高くてスタイルも良くて可愛くてね、優しいし、とにかく大好き!



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