SUN or RAIN ①




「はぁ? んなこと俺に聞くなよ」



双子なのに何が違うんだよ。



あ…。



「雨だ」



時雨は昔から雨が好きだった。



逆に俺は晴れの日が好きだった。



「俺、迎えの連絡してくるから」



「あぁ、頼む」



時雨はそう言うと分厚い本を取り出して読み始めた。


俺は教室を出て階段を降りて電波の良い所を探していると、さっきの女子たちがいた。



こりゃみつかったらヤバいな。



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