SUN or RAIN ①
「………………俺しない……………興味ない」
「えっ? ちょ…!」
工藤君は、戸惑ってる峰さんを他所に
「行くぞ」
と言ってあたしの腕を掴んで歩き出す。
「えっ……ちょっ、…ちょっと工藤君?」
あたしの呼び掛けにも答えないでズンズン歩いていく。
一体どうしたの?
無言で歩く工藤君…。
………ッ!
腕を掴む力が強くて痛い…。
「工藤君…痛い…ょ」
「あ…」
ハッと我に返ったように手を離してくれた。