SUN or RAIN ①
何をするんだろうと見ていたら
ポケットから自分のケータイを出して赤外線をした。
そしてその工藤君のアドレスが入ったであろうケータイを差し出された。
あたしはそのケータイを見つめ固まった。
「早乙女」
「はい!!!」
「メールそっちからして」
「……はい?!」
無理! 無理! 絶対無理だよ!!!!
文すら作れるか危ういのに…!
「それと…」
ま、まだあるの?
「名前」
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