咲き舞う華は刻に散る
「だが…、こうでなくては面白くないッ!」
美桜里は弄んでいたひょうたんが芹沢に向けて投げた。
それはきっちり芹沢まで届き、脇差の柄の部分に引っ掛かる。
人とは思えない(人間じゃないけど)神業に土方達は呆然としていた。
脇差にぶら下がったひょうたんを見た美桜里は満足そうに笑うと、再び歩き始めた。
それからしばらくした頃、今回の芹沢の行動を見兼ねた会津に土方達は彼の暗殺を命じられる事になる。