咲き舞う華は刻に散る
こんな説教を受けるのも、何回目だろうか?
茶を頼まれ、持って来る度にこんな説教をされる。
美桜里も繰り返さなければものを懲りずに何度もやり、土方を怒らせる。
というよりも、美桜里は彼を弄って遊んでいるのだ。
「飯も作れねぇし、茶もまともに入れられねぇし…。お前の母親は何を教えたんだか…」
土方は呆れたように溜息を吐いた。
「何も教えられていない。教えてもらう約束をしたその日に殺されたんだから」
そっぽを向いていた美桜里は呆れている土方を睨みつけた。